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ゲームレビュー 『aegis defenders』

 

ごきげんよっくす
今回書いていくのは

『aegis defenders』

記事の冒頭の画像は、タイトル画面を持ってきていることが多いですが、かっこよくないですか!?(食い気味)
サイドビュー視点のアクションとタワーディフェンス要素を盛り込んだ作品です
ジャンルの時点で、かなーーり好きそうな作品に感じていたし、ショップのPVに魅力を感じていたのでとても期待して買った作品でした
実際に遊んで、どうだったかをネタバレを極力排除して書いていくぜ!

 
アクションとタワーディフェンスってあんまり聞かない組み合わせのジャンルだと思ってますが、皆さんはどうですかね?私は、今まで遊んできた中では、パッと思いつく作品がない程度に少なく思っています
なのでしっかり、レビュー前の事前知識を書こう!……と、思ったのですけど
ストアページが優秀すぎて優秀すぎて(笑)
ここまで魅力をしっかり見せられている商品ページは少ないです
気にならなくても、見てみて欲しい。タワーディフェンス好きならチェックして欲しい。一風変わったアクションに興味があるなら見て欲しい
 
ここまで書いてあれば、どんなに鈍い人でも「こいつ、よっぽど好きなんだな」 
って、思わせられたかしら。オススメですもの!!!

謳い文句通りの完成度! 

洋ゲーの商品ページって、ゲームをあまり買わない人は全然覗かないと思うんですけど、結構な割合で見難いと思ってます
なんとなく日本にも向けて売っておくか?みたいな印象のソフトが有るんです
PVになっていないPVや、ここは仕方のない部分なのかもしれないけど程度の悪い機械翻訳されているページで、なんのゲームか結局わからない事があるし、ローカライズに力が入ってなくて遊んでみてガッカリしたり
そんな事があるので、海外インディーズは、商品ページでは期待値を7割り程度に減らした上での完成度を見越してゲーム選びしますが、本作はNintendoのIndie Worldで紹介されています
クオリティチェックを、一番信頼あるインディーの広報がしているので、これ以上の説得力はなかなか無いですね(笑)
 
いつものように関係の薄い話が長くなってしまってるので、巻いていきたい……

直感的でありながら綿密な戦略性を要するタワーディフェンスゲームと2D横スクロールアクションゲームの爽快感が見事に融合したタイトル(eshopより抜粋して引用)

この通りの出来でした。これ以上わかりやすい文言は存在しません
遊び始めの時は、タワーディフェンス要素が薄く感じたんですけども、少し進めれば、作品の魅せ方とジャンルがリンクしているのに気づき、そこに良いストーリーが乗っかってきます

ここで明かす新事実ですがゲーム性だけじゃなくてストーリーまで良いです……
もうイタレリツクセリって言うか酒池肉林でしょうか(?)
 
……ふわっとしすぎているので、もう少し踏み込みましょう
ネタバレなしとはいえ、何も語れていない
 
天真爛漫なクルウ、クルウの祖父バートの日常から物語は始まります
古代遺跡で遺物を回収して、お金に替えて生活しています
古代神が信仰されている世界で、『帝国』が古代技術で世界を征服し、文明社会が崩壊しているので、クルウ達はなかなかその日暮らしです
とある遺物を見つけてから、大きく運命が変わって行きます
なるべくして運命が動くので、引き込むのが上手でした

アクションパートから、拠点の防衛をさせる急なジャンル変更も
遺物を見つけたら獰猛な獣に出会い、傷が付けば値打ちが下がるからって設定付けてるので説得力有るよね(笑)

タワーディフェンスパートは、クリア自体は簡単ですが拠点ダメージゼロが難しい、良い感じの難易度です
拠点防衛として見た時に、他のタワーディフェンスジャンルの作品で培った『防衛』に置ける思考プロセスを引用して遊べたので、初めての人は慣れないと難しいかもしれませんが、そこは安心できる材料として難易度変更に対応しているので間口が広いです
 

セーブ画面からいつでも変更可能

タワーディフェンスの魅力といえば防衛に使うトラップの種類と組み合わせによる戦術の開発が有るのですが、トラップは納得できるくらいの種類がありました。戦術は開発の余地は多分無いけど、本作はもう一つアクションジャンルが有るので、トラップの組み合わせに拠る戦術ではなく、トラップの動きとプラスして、アクション要素で敵から拠点を守るようになってます。スピード感があり、たくさん迫りくる敵が焦りを生んで緊迫感有るゲーム体験です


他にも、各キャラクター毎に固有の攻撃のカラーがあり、同色は威力にボーナスがかかったりします。この色要素がすっげぇ大変です。クルウの優秀な攻撃手段でゴリ押し攻略とか出来ないので、しっかり考えて遊ぶしか無い!(笑)
 
さて、大分記事が長くなったけど、最後にもう一つだけ書かせてください
 

作品から感じられる日本サブカルへのリスペクト

これってローカライズ段階でこういう翻訳がされただけかもしれないけど、一番わかりやすい描写な気がします。ネットスラングってわざわざ翻訳で当てる?って考えたら、ビジュアルワークが風の谷のナウシカっぽく感じてるところとか、デザインから文化的な面から、とっても遊びやすい
他の作品にもっとたくさん触れていたら、もっと色んな発見があるかもしれないって考えたらワクワクしますね
オリジナリティはしっかりしてるので無さそうにも思うけど
 
最初に取り上げて書いたのがこんな事だけど、本当に言いたいのはここじゃなくてですね
日本のゲームやアニメ、漫画等が世界の作品に刺激を与えているって事が素敵に思うし、こうやって良質な作品として還ってきてる事にも感動を覚えました
 
他の作品の話ですが、開発者様が日本を好きなのでわざわざ日本語の翻訳だけをどうしても入れて発売した作品も知ってます
いやもう、そういうの本当に嬉しいです
市場としてだけじゃなく、特別な感情でも繋がる世界が、インディーズには転がってます

世界のゲームクリエイターへ感謝をこめて

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